著しい功績があった能楽師をたたえる(社)日本能楽会功労者表彰式が、平成30年3月26日(月)、東京の二十五世観世左近記念観世能楽堂にて行われた。井上和幸師は功労者として表彰され、野村四郎日本能楽会会長から表彰状を渡された。
当日は、功労者表彰式の他、日本能楽会新会員認定書授与式、披露記念会、及び祝賀会も行われた。
表彰状は「多年にわたり能楽発展のために尽くされ、その功績は顕著なものがあります」と和幸師の今までの活動をたたえている。
和幸師は「大変名誉ある賞で、身に余る思いだ。お能のお稽古は、健康長寿に大きな効果があることは、お弟子さんたちの体験された事例からも明らかになってきた。年齢や性別、国籍を問わず、すべての人にお稽古の良さを知ってもらえるようにこれからも活動を続けていきたい」と語った。